景気には歴史的に見て好景気や不況などを繰り返すサイクルがあります。
今回はその景気サイクルについて記事にしたいと思います。
【景気循環とは】
まず、景気とは
「売買や取引などの経済活動全般の動向のこと。」
とされていて経済活動が活発な時は「好景気」といえ、経済活動が活発でないときは「不景気」と言えます。
景気循環はなぜ起こるかは様々な意見がありますが、景気は日本の四季のように循環されると考えられています。状況としては経済活動が活発な「好景気」から徐々に経済活動が少なくなる「景気後退期」があり、経済活動が最低限まで動かなくなった「不景気」になり徐々に経済活動が動き出す「景気回復期」があるとされています。好景気がずっと続けばいいのですが過去の経済状況をみるとそういうわけにはいかないようです。
【投資家として景気循環で気を付けること】
景気循環の時期によって資産価値が大きく上下するのは「株式」です。これは経済活動が活発ではなくなれば企業の利益は少なくなってしまうことから素晴らしい企業以外はその利益の減少は大きくなり倒産する企業も増えてくるからです。
では必ず起こるとされている景気循環の中で私たち投資家はどのように対応すればよいのかですが、極端なことを言えば「景気後退期」前に資産の中の株式を全て売り払い現金か債券として資産を持ち、「景気回復期」前に資産の多くを株式として持つことができれば私たちの資産は守られることになりますが難しいのは四季と同じようにいつ景気循環が進むのかがはっきりとわからないのです。今が景気循環野中のどの時期に当てはまるのかというのはある程度わかるのですがいつ次のサイクルが来るのかということはこの世の誰にもわからないのです。
2016年などは世界経済の成長が鈍化するとの見立てから株式市場は調整しましたがその後3年経った2019年までに株式市場は回復するだけでなく大きく成長することになりました。そのため2016年に資産の中の「株式」を全て売り払ってしまった投資家たちはこの3年間株式市場で得られたはずの恩恵を受けることができなくなってしまったのです。このように極端な投資方法はうまくいかないことが多く世界の投資で成功されている方々のほとんどはそのような極端な投資をしていません。
「景気回復期」から「好景気」の時期は株式投資のリターンが高く資産を大きくするチャンスになりますがその時期に資産の多くを株式に投資していては必ず来る「景気後退期」の時期に大きくした資産の多くを失うことになりかねませんのでやはり極端な投資はしてはいけないと心がけてください。
【黒鴉が景気循環を考えた投資方法】
私がこのブログで実証しようとしていることに関係するのですが全ての局面で有効な投資方法は難しいです。株式に多くを投資をしていれば「景気後退期」に大きな損失を出しますし「景気回復期」に現金で資産を持っていれば資産は大きくならないので極端にどうすればよいという方法はありませんし、景気循環の転換期を判断することはかなり難しいので自分の感覚だけに頼る投資法は長い期間資産運用をする上では失敗する確率は高いです。
そこで景気循環とうまく付き合いながら投資することが一番の投資法です。私の投資方法は景気循環に合わせて資産を現金、債券、株式に割り当てる投資法をとっています。何が正しい投資法かはわかりませんが皆さまも自分の考えにあった投資方法を考えてみてください。私の投資方法が少しでも参考になれば嬉しいです。
今回は以上です。ありがとうございました。
from 黒鴉
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