米国企業の配当の魅力を紹介

米国企業の配当の魅力を紹介投資豆知識

株式投資の楽しみはやっぱい配当を受け取る時ですよね。

リスクをかけて投資した報酬みたいなもんですからね。

今回はアメリカ企業が分配してくれる配当がいかに魅力的なものかをわかりやすく記事にしました。

これを読めばアメリカ企業に投資すれば未来が明るくなると確信できる内容になってるんで最後まで読んでくださいね。

米国企業の株主への意識

アメリカの企業は株主に対して利益を還元する意識がとても強いです。

これは以前の記事でアメリカのS&P500インデックスETFに投資したかというところで書きましたけどアメリカ社会が株主至上主義であって企業が得た利益は株主のものだという意識があるからなんですね。

アメリカという国の成り立ちから考えると資本主義社会で株主至上主義なことが平等だってことになるんでしょうね。

配当っていうのは株主への還元で一番わかりやすいものなんで配当を多く分配する会社は優良な会社って判断もされるんですよ。

米国企業の配当は複利で増えていく

会社が配当を出すのは利益が得られたから出すんですけど、その利益って毎年同じじゃないですよね。

事業が大きくなっていけば利益が多くなるから配当も増やすことができるし、逆もあるわけです。

優良な企業って長い間事業を大きくしてるんで配当も毎年のように増やし続けることができますよね。

企業は増配することでちゃんと株主への還元を考えていますよってアピールできるし、そういう企業の株式は人気になりやすくて資金を集めやすくなるんで企業にとってもいいことなんです。

増配が続けばここでも複利効果が生まれるんですよ。

アメリカの企業は増配をとんでもない期間続けている企業がたくさんあるんですよね。

マクドナルド(ティッカー:MCD)の場合

みんなご存じマクドナルド(ティッカー:MCD)を例にとって複利の効果を見てみましょう。

米国のマクドナルドは40年間増配している企業です。

40年ですよ!

アメリカにはもっと長い間増配を続けてる企業はたくさんあるんですけど、

日本にはここまで長い期間増配を続けてる企業ってすごく少ないんです。

2008年末の
マクドナルドの株価は$62.19でした。(Investing.comより)
そしてその時の年間配当は$1.63
配当利回りは1.63/62.19=2.62%でした。

2.62%の配当利回りだったマクドナルド株を$62.19で2008年末に買ったとします。

マクドナルドは順調に利益を増やして10年間、年間約10%の増配を続け、$62.19で買ったマクドナルドは2018年に年間で$4.19の配当を支払ってくれますので利回りは4.19/62.19=6.73%になっています。

長期間増配してくれる特定の株式を持っていると配当によっても複利の力を利用できますね。

S&P500株価指数に連動するETF(ティッカー:VOO)の場合

何も個別企業に投資した場合だけ複利の魔法が使えるんじゃないんです。

ETFにしてもそういう企業の集まりなわけだから配当を払ってもらえます。

バンガード社が販売している「S&P500株価指数に連動するETF」(VOO)で見てみましょう。

2010年末の
株価は$115.14(Investing.comより)
年間配当は$2.372
配当利回りは2.372/115.14=2.06%でした

が、米国の企業が増配を続けてくれたおかげで10年後の2018年には年間$4.7367の配当を支払ってくれていますので利回りは4.7367/115.14=4.11%になっています。

ここでも複利の力は絶大な効果を発揮してくれていますね。

増配で複利の魔法を効果的に使う方法

複利の力を利用した資産運用は時間を最大限に活用した資産運用なんで、できるだけ長く株式へ投資しなければならないですよね。

ということは、できるだけ早い時期に株式を持つことです。

ETFでも増配で複利の力を使うことができるんで、ETFに投資しようと決めたらできるだけ早い時期にETFを購入することで最大限に恩恵を受けることができますよ。

配当を考えて投資するときの注意

株価を考えて投資しよう

株価は大事です。

株価が高ければ配当利回りは下がってしまうんで利回りという点で考えてもメリットは少なくなりますからね。

それにあまりにも高い価格で買ってしまうと増配されても株価下落で評価損になって資産を増やすまでに多くの時間がかかってしまいますからね。

配当はもらう時点で税金を払わないといけない

株価は上がっても、すぐに税金を払わなくてもいいですよね。

個人で投資するなら評価損益は税金を支払わなくてもいいんでいくら株価が高くなっていようとまだ確定していないから税金は関係ないです。

でも、配当って現金でもらうんでもらった時に税金を支払わなくちゃいけないんです。

これがリターンに大きく影響してくるんです。

米国企業から受け取る配当には米国で10%の米国所得税が自動的に差し引かれます。

そこに日本での所得税20.315%が源泉徴収されるので、

実際受け取れるのは支払われた配当金の71.717%「1×0.9×0.79685=0.71717」です。

この28.283%の税金は資産運用していく上で大きな損失になるんですよね。

所得があれば米国の所得税を確定申告で控除することもできるんですけど、

所得が多くなければこの二重課税は免れることができません。

配当で得られる利益に関しての所得税支払いは投資家として覚悟しなければならない義務だと思わなくちゃいけませんね。

税金も社会に貢献するっていう意味では大切な役割がありますよね。

私は投資家になって税金を払うことは立派な社会人って認められてるってことですから自信を持って払うようにしてます。

配当は株主への給与のようなもの

企業が配当を支払うことは株主への義務のようなものなんです。

義務というと反論もあると思いますけど企業へ投資してくれている株主への感謝の方法が配当なんですよね。

そりゃ利益が出なかったときは配当支払いを停止したりして企業と一緒に我慢しなくちゃいけないときもあるんですけど従業員への給与と同じようにできる限り配当の支払いをしようとするのが一般的なんですよ。

配当は株主にとっては企業へ投資したリスクの対価で四半期に一度払われる給与のようなもんなんですよ。

だから企業はうちの会社に投資してくれればこれだけの配当を支払いますよって公表してるんですよね。

給与をいくらくれるかわからない会社にだれもかかわらないですからね。

株式投資のリターンはほとんど配当で支払われるものなんで企業に投資するときは

  • 配当はどれだけくれるのか
  • 配当を今までどれだけはらってきたのか

をぜひ確認してください。

米国の企業がどれだけ配当を重視しているかがわかりますからね。

今回も最後までありがとうございました。

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