前回の記事で株式会社ができたところから書いたのでなぜ株式会社がこれだけ多くあるのか、株式会社があるおかげで私たちの生活がどんなに豊かになるかわかった人も多いと思います。
株式会社って今の世の中になくてはならない存在なんですよね。
今回は前回からの続きで初めてできた株式会社の東インド会社を例に出しながら正しい株式投資の方法を記事にしたいと思います。この記事を読むと株式投資を自信を持ってできるだけでなくて、していないことがいけないことなんじゃないかとすら思うはずなんで是非最後まで読んでくださいね。
株式会社を簡単に理解しよう
株式会社にはわかりやすく言うと3つの立場があってそれぞれの立場で株式会社での役割があるんです。
1、お金を投じる人
2、お金の使い方を考える人
3、お金をもらって事業を遂行する人
では、それぞれの立場を解説していきます。
お金を投じる人(株主)
お金を投じる人は株主です。株式投資をする時は、この立場になるってことですよね。
役割は簡単です。株式会社がする事業に必要な資金を投じるのが役割です。それともし事業が失敗したときにそのお金が返ってこない覚悟をすることです。
東インド会社に投資したとすれば航海に必要な船や食料、船員への給料を支払うために必要なお金として使われます。その役割に対して航海で得た香辛料で儲けたお金の一部を分配という形でもらうことができるんですね。そのかわり航海に失敗したりして投資したお金が東インド会社に無くなってしまった時は投資したお金は返してもらえないです。
お金の使い方を考える人
お金の使い方を考える人は経営者ですね。
役割は、みんなの生活が豊かになる事業を考えて何が必要でそこにどれだけのお金を投資するかを考えること。会社にどれだけ多くの利益を残すことができるかも考えることです。
東インド会社では探検家が経営者の役割をしていますね。どこに航海にいけば香辛料がたくさんとれるか、そのためにはどれくらいの船員が必要で船の設備も何が必要かを考える必要があります。
安全な航海と会社の利益の鍵を握る大切な役割です。
お金をもらって事業を遂行する人
お金をもらって事業を遂行する人は労働者ですね。
役割は、事業をやり遂げるために行動することです。みんなが会社で働いているのはお金をもらって会社がしなければならないことをしているからですよね。
東インド会社では船員がこの役割をしています。航海するのには絶対に欠かせない存在です。
3つの立場の人がそれぞれの役割をすることで株式会社は成り立っていて社会の発展に貢献しています。
株主はお金を失うリスクを負うことで役割を果たし、経営者は自身のアイデアと知識を使うことで役割を果たし労働者は事業をやり遂げるための知恵と行動する時間を費やすことで役割を果たして社会の発展に貢献してその代わりにお金を払ってもらっています。ここから先は株主としてどういう投資をすれば正しいのかを解説していきたいと思います。
正しい株式投資の方法
株式会社の必要性と株主の役割についてわかったところでようやく株式投資の話をしたいと思います。
そもそも株式会社に投資するときに株主が期待するものってなんでしたか?
分配されるお金でしたよね。
株主はお金を投資することで役割を果たして、投資したお金を経営者が上手く使って会社に利益が残ってその一部を分配してもらうことが目的なんです。
株で損をしたって話よく聞くけど
よく聞く「株価が下がって損をした。」っていう話は正しい株式投資の話じゃないんです。
もちろん信用取引をしていて追証のため売らざるを得なかったとか投資していた会社が上場廃止になったとか何かで売らざるを得ない場合は投資したときよりお金が減ることはあるけどそれは株価に重点をおいた投機的に株式取引をしているからなんです。
株式会社も自分の株式証券を誰にでも無限に発行するんじゃないんですよ。
事業をするのに必要なお金を集めるために発行するんです。
その事業が上手くいってお金を集める必要がなくなったら株式証券は発行しないんですよ。
じゃあ株主になりたいっていくら言ってもしてくれないですよね。そうなるとその株式証券を持ってる人から売ってもらうしかないですよね。
誰でも利益の多い会社の株式証券は欲しいから価格が上がるし、利益の少ない会社のは価格が下がるので株式の取引が投機に使われれるんです。
投機的に株式を買うと必ず誰かが損をします。一番高く買った人はそれ以上の価格で誰にも売れなくなるんですからね。大体は初心者がカモになるんですよ。どうしても最後に情報を得ることになるんで仕方ないですよ。
正しい株式投資は
じゃあいったい何が正しい株式投資なのかというと会社の事業に重点をおいて投資することが正しい株式投資です。その会社の事業はこれから先も社会に必要な事業をしているか、ちゃんと利益を残すことができるか、株主に分配する気があるかを判断してお金を投じるんです。
何を事業にしているかわからないけど株価が上がってるから買うとか誰かにすすめられたからとかみんなが買ってるからとかそんな理由でお金を投じると絶対に失敗します。
株主へ分配することを配当っていうんだけど、この配当こそがその企業の価値を決めるんです。
配当をたくさん払う会社の株式は誰だって欲しいですよね。そうなると株価も上がるし、その分会社の資産も増えるからより事業に使えるお金が増えて利益も増やすことができるし、売っている商品を安く社会に提供できたりもするんです。
世界的な大企業でも株主への配当を支払っていない会社もあります。その会社は配当を払わず無駄遣いしているのかというとそうではないんです。株主への配当に支払うお金を事業に投資してより多く利益が出るようにしてそのあと株主へ配当を支払うんです。
それは約束事ではないけど「配当を支払う代わりにもっと利益を出してあとでより多くの配当を支払うから株主さんもう少し我慢してくださいね。」っていう会社からのメッセージでその株を持つ株主はそれを承知の上で信じて待っているんです。それで事業に多くのお金が必要じゃなくなった時に株主に最大限の配当を支払うんです。
まとめ
今回の授業で株式投資してみたくなっていませんか?
正しい株式投資をする注意点は
・株式会社へ投資することでその会社の事業を通して社会に貢献している意識を持つこと
・株価に重点をおいた投機的な株式取引をしないこと
・事業に重点をおいて配当を信じて株式投資すること
この3つを知って始めてもらえればまず大丈夫だと思います。
この先はどんな企業に投資すればいいのかとかいくら投資すればいいのかとか具体的に解説していきたいと思うんで是非読んでみてくださいね。
今回も最後まで読んでくれてありがとうございました。
from takuchan
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