前回までに投資信託を買うことが初心者が投資するのに簡単な方法だということを解説してきました。
今回はとうとう私が初心者の方におすすめする投資信託について記事にしたいと思います。
はじめに断っておきますがこの記事でおすすめした投資信託をみんなが買ったとしても私には何のメリットも起きませんから責任も負えないですよ。自分自身の責任で買ってくださいね。
おすすめの投資信託
私がおすすめするのは上場投資信託(ETF)の中のインデックスETFです。
これだけ聞いてもわからないですよね。
ここからは上場投資信託(ETF)とインデックス投資信託に分けて解説してなぜおすすめなのかわかってもらおうと思います。
証券会社の投資信託と上場投資信託
証券会社の投資信託
証券会社で売っている投資信託はその証券会社が選んだ投資信託で証券会社によって商品が違います。
商品も様々で特別な運用をしているような投資信託もあって自分に合った商品に出会える可能性もあるんですけどあまりお金が集まらないような投資信託は運用にかかる売買手数料・信託報酬も高くなりがちなので注意してください。
あとは証券会社の方に相談できるのがメリットですね何もわからない方は相談して商品を選べれば安心かもしれませんね。
上場投資信託
上場投資信託とは、たとえば東京証券取引所のような、金融商品取引所で取引される投資信託のことをいいます。
上場している普通の個別企業の株式を買うのと同じように、投資信託を株式市場で買えるようになっているもので証券口座さえあればだれでもすぐに買うことができるんですよ。
“Exchange Traded Funds”を略して「ETF」とも呼ばれていて、1990年にカナダのトロント証券取引所で「TIPC35」が上場したのが世界初といわれているんです。
ETFにも様々な種類があってバランス型ETF、債券ETF、株式ETF、不動産ETFと品揃えは豊富です。
上場投資信託は手軽に投資信託を買える
上場している普通の個別企業の株式を買うのと同じように、投資信託を株式市場で買えるようになっているもので証券口座さえあればだれでもすぐに買うことができるんですよ。
これで証券会社の人とかに変な商品をすすめられることもなく安心して買えますね。ただ相談したりできないんでそこにメリットを感じる人は対面で販売してもらった方がいいかもしれませんね。
売買手数料・信託報酬が安いものが多い
ETFは証券取引所で個別株と同じように買えるので売買手数料も個別株と同じ割合でしかかかりません。
証券会社なんかで売っている投資信託は「ノーロード」といわれる売買手数料が0円のものなんかを除くと比較的高い手数料のものが多いです。
信託報酬に関してもETFは比較的安いものが多いですね。
最近では金融庁からの指針もあって信託報酬が少ない投資信託も証券会社で扱っていますけど売買手数料・信託報酬が彼らの儲けになるんですからあんまり売りたくないというのが本音だと思うんですよね。
パッシブ投資信託とアクティブ投資信託
投資信託ではインデックスを指標に運用することが一般的です。
インデックスとは市場の動きを示す指数のことです。
詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
インデックスは指数の対象の市場全体を簡単に知るため活用されるもので基準みたいなもんなんですよ。
このインデックスに対してそのまま連動させるように運用する投資信託をパッシブ(受動的)な投資信託またはインデックス投資信託と言われて、インデックスを上回る運用を目標にする投資信託をアクティブ投資信託と言います。
パッシブ投資信託
パッシブ投資信託はインデックスに連動した成績を目標にする投資信託なのでインデックス投資信託とも言われます。私がおすすめなのはこのインデックス投資信託なんですね。
インデックス投資信託というのはその指数に連動する(指数が上がれば上がって、下がれば下がる)投資信託のことで指数に連動するように機械的に運用するものなんです。
アクティブ投資信託
これはまさしく投資のプロが運用する投資信託です。
アメリカではヘッジファンドが多数あってインデックスを上回ることを目標に運用する投資信託です。
もちろん指数を上回る成績を残すものもありますのでリスクを承知で投資するのならばアリですかね。
アクティブかパッシブかバフェットがした面白い勝負
バフェット氏はこの手数料について問題視されていて2007年に面白い勝負をしました。
「高い手数料をとる、いくつかのアメリカのヘッジファンド、つまり、天才的な資産運用のプロ集団の投資信託」
と、
「売買手数料・信託報酬が低価格ですむ【S&P500指数連動型の投資信託】
とに、同じ額を投資しました。
そして、10年後の資産運用成績はどちらがいいかという実験をしたのです。
その結果が2017年に公表されました。
具体的な結果は、「S&P500指数連動型の投資信託」の年平均リターンは8.5%で「その他のヘッジファンド」は6.5%以下で完敗でした。
つまり、天才的な資産運用のプロに高額手数料を支払う信託投資よりも、客観的に優良企業とされるところへ投資する形式の信託投資の方が勝ったのです。
もしかすると、バフェット氏はヘッジファンドの手数料が高すぎると感じていて、それを下げさせる狙いがあったのかもしれません。
投資信託を買うのに知っておきたい3つのポイント
投資信託を買うのに知っておきたい3つのポイントは
①天才的な資産運用のプロでも、10年という長期で投資をしていると、市場平均にほとんど勝てないということ。
②資産運用に時間をそれほどかけれられない私たちは、株式に関する指数連動型の投資信託を選んだ方が賢明ではないかということ。
③手数料や信託報酬が資産運用実績に大きく影響を与えるということ。
ですね。答えを出してしまったようですけど。
だからこそ、売買手数料・信託報酬が低く設定されやすい上場している投資信託(ETF)の中で株式に関する指数連動(インデックス)型のものを購入することがリスクを少なくして最大限のリターンを出すものになるんです。
今回も長い記事になってしまったんですけど最後まで読んでくれてありがとうございます。
from takuchan
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